ウサギが「いやはや、いやはや! 遅れちゃいそうだ!」とひとりごとを言うのを聞いたときも、アリスはあまり変だとは思いませんでした。
びんの首のところに紙の札が結んであって、それにはきれいな字で「ワタシヲ飲メ」と書いてありました。「わたしを飲め」とおっしゃるのはけっこうですけれど、どっこい、アリスはあわててそんなことをするようなおばかさんではありませんでした。
「ますますヘンテコロンだわ!」とアリスは叫びました(あまり驚いたので正しい言葉づかいを忘れてしまったのです)。「ほら、体がどんどん伸びてるわ、まるでバカデカイ望遠鏡みたい! さようなら、わたしのあんよさん!」