突然、シモーヌが床にぶっ倒れ、一同は肝をつぶすのだった。ますます狂乱の度を高める興奮に彼女はとりつかれていた。てんかんの発作に見舞われでもしたように、服をはだけ、尻をさらけ出し、それでもなおズボンを剥ぎ取った少年の足もとを転げ廻りながら、支離滅裂な言葉をつぶやくのだった。
「ねえ、あの娘はきっとおしっこを漏らしてよ……あたしたちがしているところを見せつければ。」同時に、熱い魅惑的な液体が自分の脚にそって流れるのを私は感じ取るのだった。彼女がすむと、こんどは私が起き上がり彼女を尿まみれにする番だった。軽やかな音を立てて肌の上に降りそそぐ淫らな液体の前に彼女は進んで体を差し伸べるのだった。そんなぐあいに彼女の尻を水浸しにしてから、最後に私は彼女の顔面を淫水でべとつかせた。汚物で充たされ、彼女はまるで解放されたように夢中で気をやるのだった。
TEXT: G.バタイユ作・生田耕作訳「眼球譚」(奢覇都館)より